「連作・修羅」登場人物設定



修羅
閉鎖的国、通称“異の国”に生まれる。黒髪、銀瞳。
銀の瞳が“忌み子”とされる国状により、親に“処分”される
処を年の離れた兄に救われ育てられる。忌み子として生き抜く為
剣を持ち自己流に学ぶ。全国制覇をもくろむ亜魏国(あぎのくに)
に兄を殺され敵討ちの旅に出る。
推定年齢十八〜九歳。

八雲
北の辺境地、久遠に生まれる。金髪、碧瞳。
久遠・国守の神剣、朱壬(すじん)の正式継承者。
久遠のいにしえよりのしきたりにより、五歳にて神の道に生きる
定めが、神官より拒まれ、他に術なく剣の道を歩む。その圧倒的
強さ故“闘神の御子”と称される。如月の一言により、その亜魏
討伐に加担する。
推定年齢二十二歳。

如月
久遠の女性。灰青色の髪、瑠璃色の瞳。
亜魏軍久遠襲撃の際、血族全てを惨殺される。慰めに声をかけた
八雲に“私はこの手で敵を討ちたい”とつぶやき、それが全ての
始まりとなる。出生に謎有り。旅中に八雲と婚約をかわす。
推定年齢十八〜九歳。(修羅と同じ年齢)

木晩
(こぐれ)

異の国の隣国出身。はしばみ色の髪、瞳。
修羅の兄と木晩の姉が結婚した為、修羅の義妹となる。薬草に詳
しく、修羅に想いを寄せ、また義兄を殺された為に心身を病んだ
姉の敵もあり、途中より修羅達の旅に同行する。姉の出生にも謎。
推定年齢十五歳。

彌勒
(みろく)

八雲の異母妹。灰青色の髪、瑠璃色の瞳。(如月と全く同じ)
父が他の地方で生ませた子。八雲の唯一無二の心のよるべであっ
たが生来の病弱により、推定年齢十二歳にて夭折。その死は朱壬
継承の身でありながら一時期村を捨てさせる程の影響を八雲に与
えた。










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