About This Site
ご訪問ありがとうございます
管理運営人による一次テキスト創作サイトです
『“連作・修羅” 外伝5・巴』UP(5th.Nov.2022)
当頁以外の拍手ボタンは現在サーバ移転に伴い機能しておりません
またメールフォームが使用不能の状態にあります
直接のメール若しくは当頁の拍手をご利用下さいますよう御願い申し上げます
サイト内著作物における無断転載及び無断転用はこれを固く禁じます
誤字脱字がございましたら御報告頂けますと大変嬉しく存じます
サイト名:moon in the dusk
管理人名:moon in the dusk(もしくは「宵月」)
Works' Short-Cut
Yoitsuki-Hiyori
7月4日
文月です。蝉の声も聴かぬ間に梅雨が明け、酷暑の文月のはじまりです。
よく、「やってしまった後悔、やらなかった後悔。やらなかった後悔の方が絶対大きい。やれるのならばやった方が絶対に良い。」と言いますよね。でも本当にそうでしょうか。私はこのことを考える時、いつもひとつの例が頭に浮かびます。私の青春時代(笑)、夢はとにかくイギリスに行く事でした。語学留学の名の下に彼の国の土を踏みそこで生活している女性の友人が二人もいたので、決して全くの夢物語という訳ではなかったのです。でも私にはお金も健康も、そして何より勇気がありませんでした。でももし、私にいくばくかのお金とともかく健康と、そして無鉄砲ともいえる行動力があったとしたらどうだったでしょう。両親の止めるのも聞かず飛び出して行ったかも知れません。勿論、得るものは山のようにあったでしょう。でもそこで、もし、私に声を掛けてくる人、つまり男性が居たら。その男性がたちの悪い種類の人物であったとしたら。日本でなら、色んな逃げる方法も思いつく、それに第一そういった男性の居る処には近付かないという知恵もある、でも言葉すら中途半端にほんの少しだけしか分からないような国での事です。そうした時、私の負う枷は、「してしまった後悔」で済むものでしょうか。身体もこころも、それこそ一生の傷です。私はいつもこの事を思います。しなかった後悔は勿論ある、でも、してしまったことで受ける後悔は、それなどとは到底比べものにならない程大きなものであるかも知れない、という事を。だから私は絶対に、しないと後悔するよ、とは人にも言いませんし、自分にも言いません。