作品『Melinda』あとがき



この物語は、サイト五周年記念として、書かせて頂きました。しかし、 5という単語にどこにも関連性はなく、これで何故五周年記念作品 なのかと言いますと、単に出来上がった時期がうまいこといった、という ただそれだけの事であります。

拍手御礼画面用春バージョンに、箍の外れ切った頭をフル稼働させておりまして、 浮かんで来たのが暗くて没、そうして次に浮かんで来たのがこれでした。

しかし書き始めると、予想を大幅にオーバーするこの文字数。これじゃあ どうしようもないな、と、また春バージョンを他に考える事にして、 こちらを五周年記念にさせて頂く事に 致しました。なんという比類なきまでの自転車操業っぷり(笑)。

この物語は、最後に書いてありますように、Curved Air というロックバンドの 「Melinda (More or Less)」という曲にインスパイアされて出来たものです。 この曲は小曲ですが、昔から本当に好きな曲です。 「Fade, Melinda, fade into fantasy 」と唄われます。
沢山出て来る登場人物の名前も、ですからCurved Air に関わりのあるものを 色々と使用して楽しんでおりました。

文中に出て来るロンドン周辺は、実際に行った事のある土地ですが、これを 文章で説明するのはなかなか至難の業なのだな、と、今回痛感致しました。 想像だけで書く方が余程手早いかも(笑)。

今回文体的に、「」を全く用いない、またまた変形な文体になりましたが、 書いている内にそうなっただけで、意図した部分は全くありません。 ただ、どこか地に足の着かない雰囲気が出ていればいいなぁと思うばかりです。

本来目的もなく立ち上げたサイトが5年も続いた事に自分自身驚いております。 これも良くして下さる方々のお陰だと感謝の気持ちで一杯です。このような サイトですが、どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。





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