作品『雫の犬─Schaferhund』あとがき



……『潮のおと』のサイド3作目です。サイド3作って……。 シリーズならいざ知らず。自分でも、何やってるんだろうと思います。 しかも、「もう書かない」と断言したくせに……。

でも何故か、青のエピソードは頭に浮かびやすいんです。 沁も加わって、余計かも知れません。

青が高校で、野球をやらなくなった理由が、もしかしたら今一つ伝わ りにくいかも知れないなあ、と考え出したのも、あります。

沁の生い立ちを、ちょっと書いてみたいなと思ったのも。

どちらにせよ、サイドばかり書いて、HPとしても発展がないし、 楽してるなあ、自分……という反省の気持ちは一杯あります。 おまけに、またまた人称が滅茶苦茶だし。これは一種の癖でしょうか。

シェーファーフントって、シェパードの独語発音です。はい勿論、 押井守さんからパクりました。ごめんなさいごめんなさい。

JBL4343Bは、今となってはどうか知りませんが、私の音楽陶酔時代 には名機中の名機と謳われたスピーカで、私は実際その音を、 サンスイ・ショールームで実体験した事があります。 まぁ何と云うか……涙ものですよね、ああいう音は。 マランツのアンプは、オーディオ好きの父が持っていました。 あれもまあ、良い音がしたなあ。

犬とか音とか、好きな事ばかり書けて幸せでした。 内容はかなり辛いものですし、実際泣きながら書いてましたよ。

でもやっぱり、好きなものを好きなように書けるって、幸せです。 青に沁に、ありがとうって気分です。






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