『白蝶』あとがき


	作品『白蝶』あとがき拍手御礼画面春バージョン没ネタ（笑）。漸く、書けましたが、また目標の6000字を大きくオーバーしてしまった……。しかも桜、蝶の季節が妙にちぐはぐ。許して下さい。春バージョンを考える時、いつも私の脳裏に浮かぶのは、『死』なんです。『春』＝『死』は、あまりに偏屈過ぎるだろうと思うのですが……。多分、桜の所為なんじゃないのかなぁ。桜は、どうしても自分の中に死をイメージさせる。もうこれはパブロフの犬的な、一種条件反射です。困ったものです。やっと、やっと女性の人生を描いてやったぞ！！……と声高に叫びたい処ですが、何だかこれ、あの作品、この作品をごちゃまぜにして、幾つかで割ったような感じで……おかしいなぁ、思いついた時には、全く別個のものだったのに。それだけ発想力想像力が貧困だ、という事でしょうが、どうも釈然とせん（笑）。これは、きっと誰が読んでも恋愛物と位置づけられるでしょうが、自分としては恋愛物を書いているつもりは全くないんです。私の考える恋愛はこういうものとは遠くかけ離れたものなので。ものすごく、暗くて陰惨、且つ救いのない話で、苦手な方には申し訳ありませんでした。でも最近、こういった作風のものを全く書けていなかったので、ちょっと原点回帰のような気持ちが、自分ではしております。

作品『白蝶』あとがき