作品『天上の色』あとがき



ええと……白状します、白状します(泣)。 拍手御礼夏バージョンが、もう殆どプロットが立っているのにも 関わらずどうしても書けなくて、これはもう、無理なんじゃないか と、じゃあ他の道を探るしかないと、考えついたのがこれでした。 で、本気でこれを夏バージョンにしようと思って書き始めたんです が、どう考えても「御礼」に相応しくないし、それにこれ、下手すりゃ R-12にひっかかるんじゃないのと……結局、これと、本来考えていた 夏バージョン、二本かけもちで書く羽目に陥った私って……(泣) そんな訳で、かなりありがち、目新しさ皆無。サスペンスばっかり 見てたら、こんなの書きたくなりました、それだけです。 久し振りに外国物書きたくなりました、それだけです。 「短編・掌編」のハードル一気に下げました。 でも、楽しく書けました、内容暗いのに、楽しく書きました。 いやあ、切羽詰まった心理ほど、書いててゾクゾクするものない ですね。はい、こういう奴です。
あ、作中の「フランスの小説」は勿論、有名なアルベール・カミュ の『異邦人』です。カミュは好きです。原題が『L'etranger』とある んですけど、英語では「stranger」になるんでしょうか?そのつもり で書いてたから、違うと厭だな(笑)。





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