作品『oil on canvas, out of the blue2012年改訂版』あとがき



一旦HPに上げた作品は、どのように稚拙であろうとも、それを発表した時点で完成作品とみなし、一切の改訂をしない、という趣旨でこれまでやって来ました。その趣旨は今も全く変化はないのですが、この作品に関してのみ、ギャザの立ち位置が自らの描写の拙さにより非常に曖昧に過ぎる結果となった事を自省しておりました。これに関して、ギャザは自分の創ったキャラの中でも大変お気に入りであった事もあり、いつか番外編のようなものを書いて、その説明をするつもりで居ました。けれども、どうもその番外編の可能性が限りなくゼロに近くなり、またこの作品には、もうひとつ、これはどうでも良いと言えば良い事なのですが、「フォアグラ」についての描写の甘さもある事から、この作品に限り例外として、改訂を加える事に決心しました。文章の拙さに関してはこれのほぼ全てに目を瞑り、一番問題となるギャザの一件、上記フォアグラの件、クリスマスイヴである件、この、書き損ねた三点に重点を置き、加えて橋下の花束を巡る住民の会話を一新するまでに留め、他は読みづらい読点の後の一文字開けを取り止め、やたら多い行間を詰めました。あくまで問題の大きな一点となるギャザに関して、自分の書き方の甘さ拙さにより、伝わる筈のない事を、どうしても伝えたかった、という思いで改訂に踏み切りました。他の、自作品に関して改訂の予定は一切ありません。またこの作品に関しても、2006年に描いたものをオリジナルとしてサイト上から消す事もしません。改訂版を登録・検索サイト様等への再登録もしません。あくまで、自己満足の改訂とさせて頂きます。ご了承下されば幸いです。





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